ゴルフ>ウェッジはグースネックがいい理由
日本ツアーでも、現在はやはりストレートネックが主流となっていま
すが、一時期はグースネックがストレートネックを完全に凌駕して
いた時代もありました。
グースネックとストレートネックでたかが歯の出具合の違いだろう
と思われるかもしれませんが、実はこの違いがスイングに大きな
影響を及ぼすのです。
最大の違いは、アドレスでのグリップポジションです。ストレート
ネックは他のアイアン同様、ノーマルな位置にグリップが納まり
ますが、グースネックでは、ややハンドファーストが定位置になりま
す。
しかしそれ以前にその差を要求するものがあります。それは芝
です。日本の芝は葉の幅が広い為にボールが浮きやすく、米国
の芝は、葉が細く弱い為ボールは沈みがちになります。
プレー環境の違いが、日米のウェッジ事情の差となって現われま
した。
ストレートネックは、正確にボールをとらえられれば、自在な球筋
で攻めやすいという利点があります。プロの選択理由はまさにここ
にあるのですが、われわれアマチュアには、これが最も難しいので
す。フェアウエー、ラフとも野芝がほとんどの日本。アマチュアにとって
まだまだグースネックが安心といえるかもしれません。
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