ゴルフ>スイングよりまずクラブを疑え
どのような競技でも進歩が見られず、伸びなやみという傾向はあ
るものですが、ゴルフのそれは特に顕著ではないでしょうか。100
の壁という言葉があるように、とかくゴルフは一定の状態にいることが
長く、なかなかはっきりとした上達が感じられないものです。
一定の状態が続いていると体力・技術・考え方のどれかが突出する
ときがあります。ジュニアが成長期を迎えて筋力がアップする、練習
に練習を重ね、ひとつ上の技術が身についてくる、あるいはコースで
ただボールを打つことだけに集中していたのに、風や地形などを計算
に入れたショットが打てるようになります。こうしたタイミングこそがチャンス
であるということです。
このような気配が感じられたら、即座にひとつ上のクラブをチョイスする
ことが肝心です。それが出来ればゴルファーは、まるで階段を駆け上
がるかのように次のステップへと進めるのです。しかし、クラブを替えずに
その突出した状態を保とうとしても、決して長続きはしません。せっかく
つかみかけたチャンスも、それに見合った道具をチョイスしなければ
ステップアップは望めません。
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