ゴルフ>ロートルクシャフトはいいシャフトか
カーボンシャフトの登場は70年代にさかのぼります。もともとは米国
NASAが、宇宙航空用として開発したグラファイト繊維をゴルフクラ
ブに転用したのが始まりでした。
トルクに対する考え方は今なお残っており、プロをはじめ上級者
ゴルファー、あるいはシャフトを手がけるメーカーにさえ、誤った固定
観念が息づいています。
トルクは、スムーズなスイングを促す為に健気に働いている、縁の下
の力持ち。プロといえども、スイング軌道は常に一定であるわけでは
なく、そこには多少のずれが生じます。このズレをゴルファー自身が感
じてしまうとスイングはさらに乱れてしまいます。
実は、このスイングのズレを緩和してくれているのがトルクであり、シ
ャフトがねじれることでゴルファーに違和感を与えず、結果的にス
ムーズなスイングをもたらしてくれているのです。
スイングが安定しない一般のゴルファーにとって、トルクとはなんとあり
がたい存在でしょうか。
軌道のズレが生じやすい大型ヘッドが主流の現在、トルクの存在は
より大きなものになっています。
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